趣　意　書

下永谷神明社は、古くから「お伊勢さま」と称され、日本人の総氏神である伊勢の 神宮の皇大神宮(内宮)にお祀りされている皇室の御祖先神「天照皇大御神」を主祭神 として、四百六十年前に此の地に創建されました。以来、お社･御社殿の改築・修復を 続けながら祭祀は脈々と執行われ、近年に至っては昭和四十六年社務所建替、五十六年 現在の御社殿に建替、平成四年社務所及び神楽殿の増改築、その他餅搗き場･囃子殿等を 新築し、毎年九月の例祭時には、氏子有志による神賑行事(奉納演芸会･餅搗き行事等)も 賑やかに行われる事となりました。

建物及び境内各所は順次営繕して参りましたが、三十六〜四十年の時を経て不具合な 箇所が生じており、此度、神社役員･総代･世話人を始めとする「大規模整備執行委員会」 を発足し、近隣開発に伴う大規模樹木整備･荷具運搬用私道建設･雨除けの為の御社殿前 向拝増築･御社殿扉改築･手水舎の新築を始め、御社殿外壁補修･老朽化した各所参道の 改修工事、その他社務所等の営繕を大規模整備事業として計画いたしました。

現御社殿建替以来三十六年ぶりに氏子全域にご寄附を募り、可能な限り遂行して参り たいと存じます。何卒意をお汲取りの上、赤誠なるご支援、お力添えの程賜りますよう 切にお願い申し上げます。

尚、近隣開発に伴い、大規模樹木整備及び私道建設は先行して施行いたしましたこと 申し添えます。

平成二十九年十二月吉日