伊勢の神宮は、正式には、単に「神宮」と申し上げます。古くから「お伊勢さま」と
親しまれ、皇大神宮 [内宮](こうたいじんぐう)[ないくう]と豊受大神宮[外宮]
(とようけだいじんぐう)[げくう]を中心とする日本で最も貴いお宮で、両正宮のほかに、
十四所の別宮(べっくう)、百九社の摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、
所管社(しょかんしゃ)から成り立っています。 |
神宮は、三重県伊勢市に鎮座し、元来、宮中に手厚く奉斎されてきましたが、
二千年の昔、第十一代垂仁天皇の御代に伊勢に御鎮座になりました。 |
「お伊勢さん」「お正月さん」として親しまれている天照大御神のお神札です。 |
…神棚のまつり方… |
一般的には、居間等の南または東向きの明るく清浄な高い所に棚を作り、お祀りします。
棚の中央にお社を据へ、左右に榊を立て神饌をお供へします。 【お神札の順位】 お神札を横に並べてお祀りするときは、中央に神宮大麻、向って右に氏神さまのお神札、左に崇敬される神社の順に並べます。 一つに重ねてお祀りするときは一番表に神宮大麻、次に氏神さま、崇敬神社の順にするのがよいでしょう。 【お供へ (神饌)】 神棚には毎日朝、お供へ物をします。お供へ物(神饌)は、米・塩・水で、米はご飯か洗米のお初を毎朝お供へします。 また御神酒や、珍しい物、四季の初物を得た時には、そのつどお供へしましょう。 【お参りの仕方】 お参りの作法は、神社にお参りする時と同じで、二拝二拍手一拝です。 朝夕にお参りしますが、神棚拝詞を奏上されるのもよいでしょう。 【一夜飾り(新しいお神札を祀るに際し嫌われる日)】 年末29日は「苦日飾り」と言って嫌われ、31日は「一夜飾り」と言い、大晦日になって飾ったのでは、歳神さま(新しい歳神さまは元旦未明に降りられます)をお迎えする大切なおこもりの時間が持てなくなるところから嫌われています。 |
神社本庁は、伊勢の神宮を本宗と仰ぎ、全国約八万の神社を包括する宗教団体です。 |
神道は天地悠久の大道であって、崇高なる精神を培ひ、太平を開くの基である。 |